就職活動について

久しぶりのブログになります。

この記事は2020年1月8日に行われる高知工科大学2年生にむけた就職活動の経験についてのプレゼンテーションについての頭の中の整理、補足になります。


伝えたいこと

- やりたいことはやったら見つけられるよ。

- 自己分析が一番大事だよ。

- アウトプットを積み重ねて行こう。



(就職活動の振り返りについてはその時に考えていたことを淡々と述べていくだけなので、飛ばしてもらっても大丈夫です。)


自分にとっての就職活動

僕の就職活動は主に2019年1月から3月でした。

同じ大学院の同期と比べると少し早め短めの就活だったのかなと思います。おそらく同じタイミングで終了していたのが同期で1人のはず。

このタイミングで就活を始めようと思ったきっかけは2つあります。

1つ目に、2018年12月ごろ、そろそろ始めないとまずいのかな?という焦りに似た気持ちが自分の中で沸き起こったから。

2つ目に、大学院を中退して、就職した友達の就職活動経験を綴ったブログを見たからでした。 結構面白いのでリンクを貼っておきます。


就職活動について

僕の就職活動は主にCareer Selectさんにお世話になりました。

他にも、JOBRASSさん、irootsさん、Wantedlyさんなど、いろいろなサービスに登録していたのを覚えています。(実際いくつかの企業様からお話をいただくことがありました)

( ↓ 当時、登録してブックマークしていた就活関連のウェブサイトたち)

これらのサービスを使って行った就職活動の形式は主に「逆求人」の形でした。

サービスには「オープンES」という形で、自己分析した結果などを何度もアップデートできる仕組みがあり、様々な体験をしていく中で、自分の価値観に適切に合うような記述へと磨きをかけていきました。それらを閲覧し、興味を持ってくださった企業の方から、インターンや会社説明会などのお誘いがくるという形でした。

そんな中キャリアセレクトさんはこれらのサービスにプラスして、メンターをつけてくださり、学生がどんな価値観をもってどんな仕事に付きたいのかをメンタリングしてくださるサービスを行っていました。

1回目の話し合いの中でとにかく自分の考えなどをお話しすると二週間後に東京でフロントエンドの逆求人イベントがあるので、それに参加しないかとのお話をいただきました。

結果的にこのイベントで出会った2つの企業様の選考へと進むことになりましたので、非常にありがたいお誘いだったと今でも感謝しております。



目指した軸

ここで出てきたESの内容や、イベントの中で僕は「軸」が非常に重要だと感じました。

この軸とは自分の自己分析や、企業の方々とのお話の上で、自分が譲れないものであったり、自分が働く上で求めているもののことをいいます。

僕の場合、企業に求めるものとして3つ軸を決めることとなりました。

  1. エンジニアが自分のミッションを持っていること
  2. プロダクトに深く関わり、いずれプロダクトマネージャーの仕事ができること
  3. 勉強会などスキルアップを会社が推奨し、社員が率先して運営などをしていること

個人的にはこの3つを満たしているのであれば、会社の大小や、職種などはあまり深く考えていませんでした。

これらは「僕が会社に求めていること」としてしっかりと出会ってきた会社の方々にお話をさせていただきました。その上で、「小野くんの考えていることはおそらくこれに近いんじゃないかな?」「僕はこういうミッションを自分に持っていて……」「私は今、プロダクトの課題のここを自分に落とし込めるんじゃないかと考えていて、分析した結果、こういう課題を解決して行こうと活動しているよ」など、自分の軸に近い人を見つけることができたり、自分の軸をさらにブラッシュアップすることができました。

(実際、2つ目の軸であるプロダクトマネージャーという言葉は、私が将来こういう仕事でプロダクトに関わりたいとお話しさせていただいた結果、エンジニアの方からおそらく、これに近いんじゃないかなとヒントをいただき、軸を更新することになりました。)


面接で話したこと

結果的に「面接」としてお話しさせていただいたのは2社でした。それぞれの面接の中で私が重要に思っていたことは、いかに面接していただいている方のことを聞き出すかでした。

話の進め方は、プロダクト開発の経験についての話から入り、自分が担当した分野の話(主にフロント)、チームとして働く上で自分が気をつけていたことや、実践していたことをお話ししました。

また、プロダクトのプレゼン資料などを見せながら、どういうユーザを想定していて、どんな課題を持っていて、どういうストーリーで解決されるのか、ユーザの経験はどう変わるのかなどをお話ししました。

その後、私は今こういう風に考えていて、入社後にはこんな風に活動したいです。といった軸の部分をお話しし、実際に面接してくださった方はどのように考えているのかについて質問しました。


考えていたこと。考えていること。

結果的に私の就職活動は「楽しかった」です。

どんな就職活動をみなさんがすることになるかは分かりませんが、私は就職活動において、苦しいやしんどいと思うことは全くありませんでした。

むしろ、これからの自分の価値観や、やりたいことが明確になったことで将来が楽しみになり今でもワクワクして日々を過ごすことができています。


こう言ってしまえば元も子もないですが、個人的に就職活動を終えてみて、こうやって振り返ると就職活動って「運ゲー」だよなーって思うことがあります。

当時の僕は「自分の価値観や、考え、やりたいこと、貢献できると思うことは十分に伝えた。これで落ちたのであれば、それは面接してくださった方や、会社が僕とマッチしなかっただけだ」というメンタルで就職活動をやってました。そのため、誰かにどう思われるかではなく、自分がどう伝えられるかに注目していました。

このおかげか、面接などでも過度な緊張はせず、素直に自分のことを話し、素直に相手のことを聞き出せたのではないかと考えています。

この「自分をどう伝えられるか」という点において、僕は妥協しないようにしました。

そのためにやったことが「自己分析」と「アウトプット」、そして「やってみること」でした。


2年生の頃どう思っていたか

実際に伝えたい本題に入る前に、自分が2年生だった頃の経験をすこしだけお話ししたいと思います。

僕の過去の特徴としてこんな感じの人間でした。



とにかく、未来のことに興味はなく、自分のスキルアップなどはおいておいて、友達との空きコマや夜のモンハンが楽しい日々でした。朝寝坊も多く、大事な一限目のテストの日に寝坊して単位を落としたのはずっと言っている笑い話です。(それ以外の日は最前列で熱心にメモをとるほど楽しく好きな授業だった)

結果的に僕は今変わったなと思うことはソフトウェア工学という3年生にあるPBLの授業からでした。今思えば、初めてのエンジニアとしてのアウトプットだったんじゃないかなと思います。



自分が思う成長のきっかけ

私が変わっていったなと感じる経験は以下の3つです。

  • ソフトウェア工学(3年生)
  • AiBiC Spiral(4年生)
  • Cloud Spiral(修士1年生)

それぞれ、チーム開発として一つの成果物を作成するようなプロジェクトでした。

この3つの開発経験の中で、いくつかの課題に直面しました。

  1. チームとして動くことの難しさ
  2. モチベーション維持
  3. スキル不足
  4. 満足のいく会議ができない
  5. 他人の進捗を期待できない

今考えずつらつらと思ったことを挙げただけでも5つ出てきましたが、たくさんの初めて直面する苦労や問題がありました。そして、そこには自分の知らなかった世界がありました。

結果的に、ファシリテーションスキルや、アウトプットを行いながらのインプット、githubの活用やプロダクト対する思いを整理することで自分の中の考えがまとまっていき、個人的にはいいチーム開発になったのではないかと考えています。

また、アウトプットを行いながら、プロダクトを形にしていくことで、自分の中でスキルが蓄積されていっている感覚は心地よく感じました。自分に足りないところや逆に得意だというスキル(技術的なスキル以外でも)を意識することができました。さらにそれを発信することでコミュニティが広がっていくことを感じ、アウトプットの重要性をここで認識しました。


また、僕は(入った当時は10か国ほどの人がいた)研究室に所属しています。

この研究室での共通語は英語で、研究はメンターと呼ばれるPh.Dやポスドクのプロジェクトに加入することで開始されるものでした。そのため、たくさんの話し合いや会議を行う上で、英語が必須条件でした。ここに加入した3年生当時、お世辞にも英語ができるというわけではなくTOEICは300点台。それでも、HCI(Human Computer Interaction)に関する研究に大学入学当時から興味を感じていた僕はこの研究室に入ることを決めました。

結果としてはそれは大正解。自分の知らなかったことや新しいチャレンジ、価値観や知見を広げることができ、それ以降、どれだけハードルが高いことに感じてもやることには意味があるこれからフットワークを軽くとにかくやってみよう!と感じるようになりました。

これらの経験をへて、私は「自己分析」の軸に繋がるネタ、「アウトプット」の大切さ、そして何より「やってみること」の大切さを学びました。

「自己分析」

「アウトプット」

「やってみること」

これらのことは自分の中で、少しずつ積み重なり大切だと感じる3つのポイントとなったわけですが、ここで形として残す上で印象深かったエピソードをお話ししました。


就職活動までにやるべきこと

僕が思う、今皆さんにできることは「やってみること」だと思います。

大切なことは3つとお伝えしましたが、おそらく順番的には

「やってみること」-> 「アウトプット」-> 「自己分析」

が最初の入りとしては良いのではないかと感じています。


この「やってみること」はなんでもいいと思います。たとえば、

  • 気になった企業があればインターンに飛び込んでみる
  • 気になる技術を触ってみてQiitaに投稿する
  • 日々思っていることを先輩に吐き出してみる
  • 知りたいことを意識して読書をしてみて、Twitterで発信してみる

などです。もちろん個人的な活動をやっている方はそちらに自分がやっていることを発信する機会を儲けてもいいかもしれません。


重要なのは「やってみること」です



よく就職活動の時に陥りがちな状態として

自分が何をしたいのかがわからない


という方が多いように感じますが、


何をしたいのかはやってみないとわからない

というのが僕の答えです。


いろいろなことを経験し、それをインプットし、アウトプットする。そして、自分の中に少しずつ経験が積み重なっていき、自分がやりたいことが見つかってくる。やりたいことに繋がるネタが蓄積されてくる。

そのためにやれることに関するチャンスを逃さないようにアンテナを張っておいて欲しいと思います。


そのために今すぐできること

おそらく今皆さんが、一番直面する就職活動は「インターンシップ」だと思います。

このインターンシップは学生の立場で複数の会社を体験でき、スキルが低ければメンターがサポートをしてくださり、移動や宿泊費は会社によっては会社負担だったりするという、確実に「やってみること」にふさわしいことだと思います。

長期休みや、授業の合間など、今しかない時間を大切に、行動してみることを願っています。

この記事を読んで「やってみようかな」と思ってくれれば幸いです。


伝えたいこと

- やりたいことはやったら見つけられるよ。

- 自己分析が一番大事だよ。

- アウトプットを積み重ねて行こう。

今のこと。

ふと自分の歩みを振り返る場所が欲しいと思ったのでブログを書きます - 衝撃的なこと - 備忘録 - その日初めてしたこと - 週、月まとめ を書いていきます

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